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「ラック用カバー」意匠権侵害差止等請求事件:東京地裁平成11年(ワ)13242号平成13年8月30日判決(民46)<棄却>

〔キーワード〕 


意匠の要部、意匠の類似、美感・印象、先使用の抗弁

〔事  実〕


 

原告B社は、物品「ラック用カバー」について、いずれも平成5年3月16日に出願し、平成9年8月22日に設定登録した意匠登録第998342号及び同第998343号に係る意匠権の意匠権者である。
被告K社は、別紙図面記載の製品(被告製品1−1ないし9=被告製品1被告製品2−1ないし9=被告製品2)を、業として製造・販売していた。
この事件の争点は、次の3点にあった。
(1) 被告製品1は本件登録意匠1に、被告製品2は本件登録意匠2に、それぞれ類似するかどうか。
(2) 被告の先使用の抗弁の成否
(3) 原告の損害

〔判  断〕


 

1 争点1について
(1) 本件登録意匠の構成
ア  本件登録意匠1について
意匠公報及び弁論の全趣旨によれば,本件登録意匠1は,屋外に配設した冷媒管等を収納するラックに付するカバーに係るものであり,ラックとその中に収納される冷媒管等が,90度の角度で屈曲する場合に,その角部に設置するカバーであることが認められる。本件登録意匠1は,別紙説明図1記載のとおりの各部分から構成されている。
(ア) その基本的構成は,次のとおりである。
@ 平面上ほぼ正方形状とみなせるラックの隅部を覆う基部と,ラックの隅部に連続するラックの直線部をわずかに覆う一対の平面上ほぼ長方形状の突出部とから,平面上ほぼL字状を呈するカバー基板を形成している。
A このカバー基板の突出部先端に,ほぼ細長帯板状の重継片をそれぞれ連設している。
B カバー基板の重継片部分を除く外周縁には,ほぼ細長帯板状の垂下側片を下方に垂設している。
C カバー基板及び重継片を,ラックの幅方向中央部分にほぼ沿うように隆起させており,かなり傾斜の緩い山型屋根状としてある。90度に交わる2つの突出部のそれぞれが山型屋根状となっており,そのそれぞれに頂部稜線が存するが,この2本の頂部稜線は接することなく途切れている。
D 90度に屈曲する部分の,外側角部は角型をしているが,内側角部は丸められて円弧状となっている。そして,直線である内周縁部分とは断続する形状となっている。この内側角部には,垂下側片は設けられていない。
(イ) 具体的な構成は,次のとおりである。
@ カバー基板は,ラックの隅部を覆う基部に対して,隅部に連続する突出部が面積比でほぼ1/2弱で,カバー基板の頂部高さは,カバー基板における基部の一辺(ラックの幅)のほぼ1/13で,ラック用カバー全体からみてかなり低い。
A 垂下側片は,ラックの親桁外側に配され,その垂下長さが,カバー基板における基部の一辺(ラックの幅)のほぼ1/30で,ラック用カバー全体からみてかなり短い。
B 重継片は,基部及び突出部の上面よりわずかに上方に位置して,他のラック用カバー端部の上側に重なるようになり,重継片の突出長さは,基部の一辺(ラックの幅)の幅のほぼ1/30で,ラック用カバー全体からみてかなり短い。

イ  本件登録意匠2について
意匠公報及び弁論の全趣旨によれば,本件登録意匠2は,屋外に配設した冷媒管等を収納するラックに付するカバーに係るもので,ラックとその中に収納する冷媒管等が左右に各90度の角度で分岐する場合に,その分岐する箇所に付するT字型のカバーであることが認められる。本件登録意匠2は,別紙説明図2記載のとおりの各部分から構成されている。
(ア) その基本的構成は,次のとおりである。
@ 平面上ほぼT字状を呈するカバー基板を形成している。
A このカバー基板の連結端部先端に,ほぼ細長帯板状の重継片をそれぞれ連設している。
B カバー基板の重継片部分を除く外周縁には,ほぼ細長帯板状の垂下側片を下方に垂設している。
C カバー基板及び重継片を,ラックの幅方向中央部分にほぼ沿うように隆起させ,かなり傾斜の緩い山型屋根状としてある。この山型屋根の頂部稜線は,3つの連結端部のそれぞれの部分に存するが,一直線となっている2つの連結端部は1本の頂部稜線で貫かれているのに対し,これと90度に交わる連結端部の頂部稜線とは接することなく途切れている。
D また,左右に分岐する部分の内側角部(本件登録意匠1同様に表現すれば,内周縁部分)が丸められて円弧状となっており,直線である内周縁部分とは断続する形状となっている。この部分には,垂下側片は設けられていない。
(イ)具体的な構成としては,以下のとおりである。
@ カバー基板は,ラックの分岐部を覆う基部に対して,分岐部に連続するラックの直線部を覆う連結端部が面積比でほぼ1/2弱で,カバー基板の頂部高さは,カバー基板における基部の一辺(ラックの幅)のほぼ1/13で,ラック用カバー全体からみてかなり低い。
A 垂下側片は,ラックの親桁外側に配され,その垂下長さが,カバー基板における基部の一辺(ラックの幅)のほぼ1/30で,ラック用カバー全体からみてかなり短い。
B 重継片は,基部及び突出部の上面よりわずかに上方に位置して,他のラック用カバー端部の上側に重なるようになり,重継片の突出長さは,基部の一辺(ラックの幅)の幅のほぼ1/30で,ラック用カバー全体からみてかなり短い。

(2) 被告製品の意匠の構成
被告製品の意匠の構成は,以下のとおりである。
ア 被告製品1について
前記争いのない事実に証拠(甲17,18)及び弁論の全趣旨を総合すれば,以下の事実が認められる。
被告製品1は,本件登録意匠1同様に,屋外に配設した冷媒管等を収納するラックに付するカバーに係るもので,ラックとその中に収納される冷媒管等が,90度の角度で屈曲する場合に,その角部に設置するカバーである。被告製品1は,ほぼL字状となっている。
被告製品1にはラックの幅が,200mmのものに対応する被告製品1−1があり(製品番号KVRL−200),別紙図面1−1のとおりのものである。以下,それぞれラックの幅が,約300,400,500,600,700,800,1000,1200mmのものに対応する,被告製品1−2ないし9(製品番号KVRL−300,400,500,600,700,800,1000,1200)があり,それぞれ図面1−2ないし9のとおりである。
被告製品1は,別紙説明図3記載のとおりの各部分から構成されている(説明図は被告製品1−1についてのみ作成したが,被告製品1−2ないし9の構成も,ラックの幅を除き,これと同様である。)。
@ 被告製品1は,平面上ほぼ正方形状とみなせるラックの隅部を覆う基部と,ラックの隅部に連続するラックの直線部をわずかに覆う一対の平面上ほぼ長方形状の突出部とから,平面上ほぼL字状を呈するカバー基板を形成している。
A このカバー基板の突出部先端にほぼ細長帯板状の重継片をそれぞれ連設している。この重継片は,カバー基板本体とは別の部品を,本体に貼り合わせたものである。
B カバー基板の重継片部分を除く外周縁には,ほぼ細長帯板状の垂下側片を下方に垂設している。
C カバー基板及び重継片を,ラックの幅方向中央部分にほぼ沿うように隆起させ,かなり傾斜の緩い山型屋根状としている。90度に交わる2つの突出部のそれぞれが山型屋根状となっており,そのそれぞれに頂部稜線が存し,この2本の頂部稜線は,基部の中央部分において,45度の角度で屈曲し,2つの突出部との関係ではそれぞれ45度の斜線となる稜線により接続している。
D 90度に屈曲する部分の,外側角部と内側角部は,いずれも角型をしている。内側角部にも,垂下側片が設けられている。

イ  被告製品2について
前記争いのない事実に証拠及び弁論の全趣旨を総合すれば,以下の事実が認められる。
被告製品2は,本件登録意匠2と同様,屋外に配設した冷媒管等を収納するラックに付するカバーに係るもので,ラックとその中に収納する冷媒管等が左右に各90度ずつの角度で分岐する場合に,その分岐する箇所に付するT字型のカバーである。
被告製品2にはラックの幅が,200mmのものに対応する被告製品2−1があり(製品番号KVRT−200),別紙図面2−1のとおりのものである。以下,それぞれラックの幅が,約300,400,500,600,700,800,1000,1200mmのものに対応する,被告製品2−2ないし9(製品番号KVRT−300,400,500,600,700,800,1000,1200)があり,それぞれ図面2−2ないし9のとおりである。
被告製品2は,別紙説明図4記載のとおりの各部分から構成されている(説明図は被告製品2−1についてのみ作成したが,被告製品2−2ないし9の構成も,ラックの幅を除き,これと同様である。)。
@ 被告製品2は,平面上ほぼT字状を呈するカバー基板を形成している。
A このカバー基板の連結端部先端にほぼ細長帯板状の重継片をそれぞれ連設している。この重継片は,カバー基板本体とは別の部品を,本体に貼り合わせたものである。
B カバー基板の重継片部分を除く外周縁には,ほぼ細長帯板状の垂下側片を下方に垂設し,カバー基板及び重継片を,ラックの幅方向中央部分にほぼ沿うように隆起させ,かなり傾斜の緩い山型屋根状としている。この山型屋根の頂部稜線は,3つの連結端部のそれぞれの部分に存するが,基部の中央部分において,T字状の縦棒部分となる連結端部の頂部稜線が左右45度の2本の稜線に分かれ,それぞれがT字状の横棒部分となる連結端部の頂部稜線と接続することにより,この3本の頂部稜線はY字状に接続している。
C また,左右に分岐する部分の内側角部は,角型をしている。内側角部にも,垂下側片が設けられている。

(3) 本件登録意匠の要部
本件登録意匠の要部について検討する。 
ア 本件登録意匠のうち,本件登録意匠1においては,L字状の形状は,冷媒管等及びこれを収納するラックが,L字状に90度に屈曲する箇所に付されるカバーであることからなる形状である。同様に,本件登録意匠2においては,T字状の形状は,冷媒管等及びこれを収納するラックが,左右にT字状に各90度の角度で分岐する箇所に付されるカバーであることからなる形状である。冷媒管等を建物等に配管する場合に,これを90度に屈曲させたり,左右に各90度ずつの角度で分岐させることがあるのは,配管工事上当然のことであり,これに伴って,そのような配管箇所に付するカバーが上記のような形状とならざるを得ないことも明らかである。したがって,これらL字状及びT字状の形状は,冷媒管等のラックカバーという物品の機能を果たすためには必然的なものであるから,この形状が本件登録意匠の特徴的部分ということはできず,これを要部ということはできない。

イ また,冷媒管等を収納するラックのカバーという物品の性質上,単体で使用するのでなく,ある程度の長さに連結して使用されることが当然に予定されているものであり,これを連結するために,突出部(本件登録意匠1)又は連結端部(本件登録意匠2)の先端に重継片部分を設置することも機能上要請される必然的なことというべきである。そして,本件登録意匠において,その重継片部分は,その形状,構造とも,美観に何らの特徴を有するものではないから,これらの部分が本件登録意匠の特徴的部分ということはできず,これを要部ということはできない。

ウ さらに,ラックのカバーという物の性質上,屋外においてラック内に雨水等が浸入することのないよう,またラックから外れることのないようにしたり目隠しのために,細長帯板状の垂下側片を下方に垂設することも機能からくる必然的なものというべきである。そして,本件登録意匠において,その垂下側片部分は,その形状,長さとも,美観に何らの特徴を有するものではないから,本件登録意匠の特徴的部分ということはできず,要部ということはできない。

エ (ア)本件登録意匠は,そのいずれにおいても,傾斜の緩やかな山型屋根状となっているが,山型屋根自体は,雨水等を下方へ流し,また,薄い板状の材料からなる構造物に,垂直力に対する強度を付与する機能を実現するための構造の一種というべきである。そして,山型屋根は,古くから,住宅や物置きその他の屋外設置物の屋根として用いられてきたものであり,それ自体,ありふれたものであって,特段新規なものではない。本件登録意匠においては,山型屋根が用いられているが,屋外に設置されることがあり,また薄い金属板等で構成されるラック用カバーにおいて,雨水を下方へ流すこと及び垂直力に対する一定の強度を付与するためにこのような構造をとることは,当該機能を実現するための通常の構造というべきであるから,この形状も本件登録意匠においても要部ということはできない。
 (イ)もっとも,本件登録意匠1においては,90度に交わる2つの突出部がそれぞれ山型屋根状をしているが,この頂部稜線が接することなく途切れている。そして,この稜線が途切れた部分は平らになっている。この部分は,上記のようにそのほとんどが機能必然的な構成からなる本件登録意匠1において,看者の注意を引きやすい部分であるということができる。したがって,この部分が本件登録意匠1の要部というべきである。
同様に,本件登録意匠2において,分岐部を覆う基部につながる3つの連結端部は,それぞれ山型屋根状をしているが,一直線となっている2つの連結端部は1本の頂部稜線で貫かれているのに対し,これと90度に交わる連結端部の頂部稜線とは接することなく途切れている。この部分は,上記のようにそのほとんどが機能必然的な構成からなる本件登録意匠2において,看者の注意を引きやすい部分であるということができる。したがって,この部分が本件登録意匠2の要部というべきである。

(4) 類否の判断
上記認定の本件登録意匠の要部を前提として,本件登録意匠と被告製品との類否について検討する。
ア 本件登録意匠1と被告製品1との類否(別紙比較対照図1参照)
前記のとおり,本件登録意匠1においては,90度に交わる2つの突出部の山型屋根状の頂部稜線は接することなく途切れており,この稜線が途切れた部分は平らになっている。これに対して,被告製品1においては,90度に交わる2つの突出部の山型屋根状の頂部稜線は,基部の中央部分において,45度の角度で屈曲し,45度の斜線となる稜線により接続しているものであって,この点は,看者に大きく異なる印象を与えるというべきである(なお,本件登録意匠1の類似意匠である甲26,29によれば,本件登録意匠1の要部は,2つの突出部の山型屋根状の頂部稜線が屈曲することなく,それぞれ直進している点にあると解することもあるいは可能かもしれないが,本件登録意匠1の要部をそのように解したとしても,被告製品は,2つの頂部稜線が基部の中央部分において45度の角度で屈曲しているものであるから,いずれにしても看者に大きく異なる印象を与えるものというべきである。)。
ラック用カバーという製品が同一であること,L字状の形状をしていること,重継片を備えること(ただし,本件登録意匠1の重継片と,被告製品1のそれとは,カバー基板全体との面積比率,形状,構造等,相当異なっている。),細長帯板状の垂下側片を下方に垂設すること及びその長さなどは,本件登録意匠1と被告製品1とにおいて共通であるが,上記(3)において検討したように,これらは本件登録意匠1の要部ということができないので,類否においては意味を持たない。
 さらにいえば,被告製品1は1ないし9からなるところ,基部と突出部の面積比率が,本件登録意匠1とほぼ同様であるものは,せいぜい被告製品1−5ないし9のみであり,少なくとも被告製品1−1ないし4は,全体の形状が相当本件登録意匠1と異なっているということができる。これを設計変更的なわずかな差異であるとする原告の主張は採用できない。したがって,そもそも被告製品1−1ないし4は,本件登録意匠1とは全く異なる意匠というべきである。
以上によれば,被告製品1は,これを見る者にとって,本件意匠1とは,美感上異なる印象を与えるものというべきである。
イ 本件登録意匠2と被告製品2との類否(別紙比較対照図2参照)
同様に,本件登録意匠2の要部と被告製品2との類否について検討する。
前記のとおり,本件登録意匠2においては,3つの連結端部の山型屋根状の頂部稜線は,一直線となっている2つの突出部は1本の頂部稜線で貫かれているが,これと90度に交わる連結端部の頂部稜線とは接することなく途切れている。これに対して,被告製品2においては,3つの連結端部の山型屋根の頂部稜線は,基部の中央部分において,T字状の縦棒部分となる連結端部の頂部稜線が左右45度の2本の稜線に分かれ,それぞれがT字状の横棒部分となる連結端部の頂部稜線と接続することにより,Y字状に接続しているものであって,この点は,看者に大きく異なる印象を与えるというべきである(なお,本件登録意匠2の類似意匠である甲27,28によれば,本件登録意匠1の要部は,3つの連結端部の山型屋根状の頂部稜線が屈曲することなく,それぞれ直進している点にあると解することもあるいは可能かもしれないが,本件登録意匠2の要部をそのように解したとしても,被告製品は,3つの頂部稜線が基部の中央部分において45度の角度で屈曲しY字状に接続しているものであるから,いずれにしても看者に大きく異なる印象を与えるものというべきである。)。
ラック用カバーという製品が同一であること,T字状の形状をしていること,重継片を備えること(ただし,本件登録意匠2の重継片と,被告製品2のそれとは,カバー基板全体との面積比率,形状,構造等,相当異なっている。),細長帯板状の垂下側片を下方に垂設すること及びその長さなどは,本件登録意匠2と被告製品2とにおいて共通であるといえるが,上記(3)において検討したように,これらは本件登録意匠2の要部ということができないので,類否においては意味を持たない。
さらに,被告製品1同様,被告製品2には1ないし9があるところ,基部と連結端部の面積比率が本件登録意匠2とほぼ同様であるものは,せいぜい被告製品2−5ないし9のみであり,少なくとも被告製品2−1ないし4は,全体の形状が本件登録意匠2と相当異なっているということができる。これを設計変更的なわずかな差異であるとする原告の主張は採用できない。したがって,そもそも被告製品2−1ないし4は,全く異なった意匠というべきである。
以上によれば,被告製品2は,これを見る者にとって,本件意匠2とは,美感上異なる印象を与えるものというべきである。

〔研  究〕

1.この意匠権侵害事件は、比較的よくある意匠の類否の手法が問題になっている。
この訴訟では、被告はお決まりのように、本件登録意匠の出願前公知の刊行物意匠を引用し、その類似範囲(換言すれば、創作性の範囲)を狭めることによって、本件登録意匠の要部を認定すべきと主張し、また先使用権の抗弁を主張した。
2.裁判所は、本件登録意匠の要部を認定するに当たって、当該物品の基本的形態がどうものかをまず把握し、当該物品の通常の機能からくる形態は、意匠の要部から除外したが、反面、そのような部分は看者の注意を引き易いものとして、かえってそれを本件登録意匠の要部と認定している。
3.しかし、裁判所は、本件登録意匠の要部と認定した部分に対して、イ号,ロ号の被告意匠の当該物品の部分を対比したところ、その構成態様の違いを看取できるとして、「美感上印象」が異なるから、両意匠は類似しないと判断した。
このように、判断せざるを得なかった理由は、当該商品の基本的形態がその用途,機能上どのようなものであるかを十分把握できたことにあり、したがって、本件登録意匠の有する創作性の範囲、即ち創作的形態の狭さを把握することになったことに基いているといえる。

[牛木理一]