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2015年12月1日



 
近 況 雑 感

今年は、終戦後70周年という節目の年に当たることから、日刊各紙はいずれも特集記事や写真を掲載しているところ、各地で集会などもありました。その中で、わが国の多くの都市では、米軍機による空襲攻撃によって人命も財産も喪失してしまい今日に至っていますところ、このような被害を国民に与える契機となった日本政府は、戦争勃発によって引き起こされた一般国民への空爆犠牲に対する責任をいまだにとっていないのです。そこで、「全国空襲被害者連絡協議会」が発足して以来、民間空襲被害者の悲願である「救援法」の制定を、超党派の国会議員連盟を結束して実現しようとしているのです。

 これには、前記全空連の元会長の杉山千佐子さん(名古屋市在住・両眼失明 100才)を先頭に、1973年以来17回にわたって国会に提出された「救援法」を、今年こそ採択されることを願って、12月8日(火)の午後、衆議院第1議員会館・地下第1会議室に集合し、記者会見と院内集会を行うことになっているのです。

 太平洋戦争によって起こされた日本国土への空襲による人命犠牲は50万人といわれ、さらに負傷者はそれ以上であり、戦災孤児も生まれましたが、これら空襲被害者に対して日本政府からは謝罪も補償金の支払いも全くしていないのです。これらに対する裁判事件では、判決で被害者を保護するための立法をうながすだけであり、現状では常に敗訴しているのです。

 前記の国会における活動は、その立法化の促進を図るための集会なのです。私も時間があれば参加したいと思っています。

 

「ゲゲゲの鬼太郎」や「河童の三平」などの妖怪マンガでおなじみの水木しげる(本名・武良茂)さんが11月30日朝、死去された(93才)。彼は1922年に大阪市で出生したが、すぐに母親の郷里の鳥取県境港市に移住したといわれています。1943年、21才で召集され、パプアニューギニアのラバウルで米軍機の攻撃によって左腕を喪失し、終戦となり、同じ部隊では自分だけが生き残ったそうです。

 生涯、妖怪マンガの創作を貫いた原点には、彼の戦争体験があったといわれています。

 

 「犬のおまわりさん」や「サッちゃん」の作曲で知られている大中恩さんは大正13年東京都生まれの91才でまだお元気です。彼は学徒動員で海軍に入り、特攻隊を志願したが、終戦になったといわれています。

 

 以上の2人のように死を意味する戦争に行っても、生きて帰国することができた人々が、戦後70年の間にそれぞれの仕事を通じて日本国における文化の発展に大きな功績を残されていることを考えますと、若くして戦死された将来のある人々にとっては、極めて無念なことであったと思います。 

 

 

今月の「裁判例研究コーナー」では、次の6件について紹介します。

(1)「MICHAEL JACKSON」不競法違反及び商標権侵害を含む契約無効確認等請

   求事件:東京地裁平成27年8月31日(民29部)判決<請求認容>

   ➡F−57 (別紙

(2)登録商標「FREEBIT」不使用取消審決取消請求事件:知財高裁平成

   27年9月29日(3)判決<請求棄却>➡G−208

(3)「草刈機保護カバー」商品形態・不正競争行為差止等請求控訴事件:大阪

   地裁平成27年10月29日(21民部)判決<請求棄却>➡C1−69

(4)「pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料」特許権侵害差止請求

   事件:知財高裁平成27年10月29日(民40部)判決<請求棄却>➡E−20

(5)登録商標「養命茶」無効審決取消請求事件:知財高裁平成27年10月29日

  (2部)判決<請求棄却>➡G−209

(6)「キャッチフレーズ」著作権侵害等差止等請求控訴事件:知財高裁平成27

   年11月10日(1部)判決<控訴棄却>➡D−102−1

 

 11月号の本欄に「特報」としてお知らせしていました「登録商標“湯とぴあ”商標権侵害行為差止等請求事件」の知財高裁(4部)判決については、まず「特許ニュース」12月25日号に掲載することにしますので、本欄では2016年1月号に紹介することにします。ご了承下さい。

 

     

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