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2015年10月1日



 
近 況 雑 感

毎年8月になると、"Summer Jazz Fest." が日比谷公会堂において開催され、今年も8月22日に第47回が行われました。その同じ場所で9月20日には、戦場体験放映保存会主催の戦後70年を記念して、2つの催しが開かれました。第1部は「戦場体現証言集会」,第2部は「戦後70年シンポジウム」です。

 圧巻は、20人が登場して各自15分間の「語らずに死ねるか!」の第1部でした。登場した20人の中で、最高齢者は9番目に登場した村上輝夫さん(95才)の大正9年8月26日生と17番目に登場した今西久雄さん(95才)の大正9年5月30日生の2人で、いずれも陸軍への入隊でした。村上さんは2度の招集でニューブリテン島に従軍し、オーストラリア軍の捕虜となり、その後集団脱走したが、全員捕縛されたというの人です。今西さんは、ビルマ北部に従軍し、マラリアにかかり生死をさまよったし、転進命令時には30人くらいの仲間をジャングルに置いて来たというのです。

 彼らが書いた原稿集を私は買いましたが、この登場人物中には、大嶺初子さん(81才)という沖縄の民間人がおり、国民学校5年生の時に沖縄戦を体験し、米軍捕虜になる直前、父の命令で家族そろって自決しようと手榴弾の信管を抜いた時、米兵に見つかり捕虜になり生き延びたというのです。〔この話で私が思い出したのは、米軍が渡嘉敷島に上陸してきた翌日、1945年3月28日夜、住民たちは日本軍の陣地に集まり、集団自決が始まったという。医師の父親がナタを握り上げ、妻を、子供を次々に手にかけて、「父ちゃん私を殺さないで」と泣き叫ぶ女子の姿が、目撃者の脳裏を離れない、という記事を読んだことがある。〕

 この戦場体験者とは、主に戦争するために軍人になった人達でしたが、わが国には15才から20才未満の未成年者が、海軍飛行予科練生になっていたのです。

 8月21日付「朝日新聞夕刊」によると、7月23日付朝刊の「声」欄に掲載された86才の加藤敦美さん(京都市)の投書が紹介されていましたが、この投書は、加藤さんが安全保障関連法案が衆議院を通過したとき、SEALDS(シールズ)のデモを見て、身体が熱くなり、涙が噴き出したとして書いたものだそうです。16歳で予科練生になった加藤さんはやがて特攻隊員になる運命にあったのであり、多くの先輩たちは20歳未満の将来のある生命を死に代えてしまったのです。

 それから、70年以上経っている今日、日比谷公会堂での90才以上の生き残った人々の姿を見て、私は、20歳未満で戦死した若者の無念さを深く思うものです。特攻機や魚雷回天とは、日本政府が、軍人となった若者に対して犠牲手段として使用した武器だったのです。

 

エレキギターの商標「MOSRITE モズライト」といえば、かつて商標権侵害訴訟や登録無効審判などの事件(➡F−4,G−15,18,102)となりましたが、ロックミュージックで全世界にエレキブームを引き起こした「The Ventures ザ・ベンチャーズ」というミュージシャンの名前も登場しました。その「ザ・ベンチャーズ」の4人は、毎年夏(6月〜9月)になると来日し、全国をまわっていますので、私は今年も9月6日に中野サンプラザへ行って来ました。

 その中で、リズムをとるテケテケギターで有名なドン・ウィルソン(1933年生)は、来日が今年で最後のファイナルコンサートになりました。1959年にワシントン州シアトルで、ボブ・ボーグルと始めた「ザ・ベンチャーズ」は、ボブはすでに死去し、こんどはドンが引退する時期になったのです。新「ザ・ベンチャーズ」は、ドンの後がまをを入れて継続されるようですが、来年からは生みの親の全くいないグループになります。

 わが国では、同世代の寺内タケシ、加山雄三、加瀬邦彦らは、彼らのエレキギターの影響を強く受け、モズライトギターを使用していた時期があったのです。

 

集団的自衛権を行使し、自衛隊が外国における後方支援活動を行うことができる安全保障関連法(10法)は、9月30日に公布され、公布後、半年以内に施行されることになりました。

 すると、これに対しては、施行後、直ちにこの法律は全部、憲法違反に該当するものとする訴訟が準備されています。そして、最後には最高裁まで上告されることになり、違憲の判決が出ることになるでしょう。

 

 

4.今月の「裁判例研究コーナー」では、次の5件について紹介します。

 

(1)登録商標「PITAVA」商標権侵害差止請求事件:知財高裁平成27年7

   月16日(4部)判決<控訴棄却>➡F−48−1

(2)登録商標「PITAVA」商標権侵害差止請求事件:東京地裁平成26年11

   月28日(民40部)判決<請求棄却>➡F−56

(3)登録商標「PITAVA」商標権侵害差止請求事件:知財高裁平成27年

   9月9日(1部)判決<控訴棄却>➡F−56−1

(4)登録意匠「遊戯用器具の表示器」の審決取消請求事件:知財高裁平成27年

   7月9日(2部)判決<請求棄却>➡B2−18

(5)DVD商品の著作権侵害差止等請求事件:東京地裁平成27年8月8日(民

   46部)判決<認容>➡D−105

 

 このうち、(1)(2)(3)事件の原告(控訴人)は、本件登録商標を有する商標権者1人ですが、被告(被控訴人)は7社です。これらの事件判決は、次のとおりです。

 @東京地判平成26年8月28日(平成26(ワ)770号)<民47>

 A東京地判平成26年10月30日(平成26(ワ)768号)<民46>

 B東京地判平成26年10月30日(平成26(ワ)773号)<民46>

 C東京地判平成26年11月28日(平成26(ワ)767号)<民40>

 D東京地判平成26年11月28日(平成26(ワ)772号)<民40>

 E東京地判平成27年4月27日(平成26(ワ)766号)<民29>

 F東京地判平成27年4月27日(平成26(ワ)771号)<民29>

  

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                        (2015年9月6日に配布されたチラシ)