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2014年1月1日



 
近 況 雑 感

 

新年おめでとうございます。

1.年がまた新しくなる、という意識を持つ人類にとって、心機一転、始めるぞと決意しても、生かされている者にとっては限りがあることになります。

 私が当所のこのHPを開始したのは2002年1月ですが、今年でもう12年目に入ります。このように続いてきましたのは、自分の持つ問題意識が、常に事物に対処する批判精神に根付いて衰えていないことを証明しているかもしれません。特に「裁判例研究コーナー」では、できるだけ難しい判決事件を取り上げて論評させてもらっていますところ、私は、批判は非難ではなく、理非を明らかにする論理であると言うカントの教えを常に守っているつもりです。だから、これに少しでも感情が入ると非難になってしまいますから、気をつけなければならないと思っております。

 

2.以前にも書いたことがありますが、今年こそは、一般教科書としての「意匠法」を出版したいと思って努力をしています。「弁理士受験新報」(法学書院刊)に長年連載していたものを基本に現在仕上げにかかっているところです。仕事を持ちながら、そして研究をしながら、まとめるための集中時間のとれる年始の休日には頑張ります。

 意匠法や周辺法分野の研究論文は多数発表していますところ、今年こそその集大成として「意匠法」の教科書を出版したいのです。それも実務家が書いた教科書として、理論から入って実務に及ぶという筋書きです。

 

特許庁は平成25年12月26日、産構審知財分科会の意匠制度小委員会がまとめた報告書を発表し、意見募集をかけました。これに対して私は平成26年1月25日までに意見を述べる予定です。

 今回はハーグ協定ジュネーブアクト(1999年)をわが国が批准するに当たり、その中の論点を審議会で議論したことについてのまとめに対するパブコメです。前記ジュネーブ外交会議にはオブザーバーとして私はAPAA代表で出席していますし、それまでに毎年のように行われていた専門家委員会にも出席しているので、この協定の経過と中味はよく理解しているつもりです。

 もう一つは、画像デザインの保護に関する問題で、どこまで審議会はまとめられたのか疑問ですが、関心が高いテーマです。

 

 

今月の「裁判例研究コーナー」では、次の5件を特に取り上げています。

 

(1)「遊技台の台間仕切り板」意匠権侵害行為差止等請求事件:大阪地裁平

   成25年3月7日(26民部)判決<請求棄却>/大阪高裁平成25年10月10日

   (8部)判決<控訴棄却>➡A−59

(2)「水準器」特許権・商標権侵害行為差止等請求事件:東京地裁平成25年

   11月19日(民47部)判決<一部認容>➡E−14・F−43

(3)登録商標「ロゴマーク」等商標権侵害による損害賠償請求事件:東京地

   裁平成25年11月26日(民47部)判決<一部認容> F−44

(4)出願商標「美ら島」拒絶審決取消請求事件:知財高裁平成25年11月27日

   (1部)判決<請求棄却>➡G−179

(5)「プログラム著作物」未払著作権料請求事件:大阪地裁平成25年5月28日

   (21民部)判決<請求棄却>/知財高裁平成25年11月27日(1部)判決

   <控訴棄却>D−82

 

 

5.このHPに掲載されている私の論文,論説には著作権が与えられていますので、無断複製を禁止します。引用される場合には、必ずその出所を明記して下さるようにお願いいたします。 All Rights Reserved.


 
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