USHIKI INT'L PATENT OFFICE


 


 
2009年2月1日


 
近 況 雑 感

1.今年も節分(3日)が過ぎ、立春(4日)となり、旧暦でいう新年が始まる頃となりました。春の来ない冬はないといわれますが、昨秋来の米国発の世界恐慌の嵐の中にあるわが国の産業経済も国民生活も、この混迷から早く脱け出す道を発見する思考と前向きの努力を続けることが必須です。継続は力となり、新しい道を拓くカギとなります。人間の知恵力は強くかつ無限に存在するのです。

 

2.私が本ページを立上げましたのは2002年1月ですが、それ以来、知的財産法に関係するわが国の多くの裁判例を紹介し、論説を加えて来ました。

 思うに、審決取消請求訴訟でも侵害差止め等訴訟でも、裁判所は受理した新しい紛争事案に対し、事実を法律に適用するための争点を整理し、その正否を判断することになりますから、その立場にある裁判官の方々の努力は並大抵ではないと思います。

 しかしながら、もっとも重要なカギとなる事実認定を誤ると、判断もおかしなことになり、下級審における事実誤認による判断は、もはや最高裁で審理できないから、地裁における事実認定の誤りを高裁において見抜けなければ、誤審のまま裁判は終ることになります。

 関係者が裁判所の門を叩く事案は、それが最後の手段であるということを裁判官は認識してほしいのです。だからこそ、裁判官には時間をかけて慎重かつ正確な事実認定と判断をしてほしいと願うのです。

 

3.今月の裁判例コーナーは、次の2件の審決取消請求事件です。
(1)意匠「研磨パッド」審決取消請求事件:知財高裁平成20年7月15日
   
判決<認容・審決取消>B1−36
(2)商標「Sure」登録取消審決取消請求事件:知財高裁平成20
   
10月29日判決<認容・審決取消>G−74

 

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