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2008年9月1日


 
近 況 雑 感

1.8月15日はわが国の63回目の終戦記念日であった。その15日前の8月1日夜、山本五十六元帥の郷里の新潟県長岡市内は米軍の油脂焼夷弾の猛攻撃によって火の海となり、市民は逃げ惑い、1476人が焼死した。わが家は祖父が鉄工所をしていたから、まわりは畑や田圃に囲まれていたが、それでも工場も家屋も直撃を受けて焼失した。われわれ家族は防空壕から出て、近くの学校のグラウンドに逃げ、夜露にぬれたクローバーの上で一夜を明かした。
 
そういう体験をしている私は、今夏、偶然であろうが、2つの映像に出会った。一つは新潟市にあるNSTが8月4日に放送した開局40周年記念製作の特別番組「長岡空襲」のビデオを入手して見たこと、二つは岩波ホールで「火垂るの墓」を見たことである。
 
後者は野坂昭如の同名の小説(直木賞受賞昭和43年)の映画化であったが、あの「エロ事師たち」の作者がこんな戦災体験小説を書いているとは知らなかった。映画を見た記念に買って来た文庫本を読んで、彼の神戸で体験した事実と映画の内容とはストーリーはやや違っていたが、彼の文章の拙さは別としても、近年は映画を劇場でもTVでも見たことのない私にとって、久し振りの感動の時間を過したものだ。14才の兄と4才の妹の姿は、妹の栄養失調死で映画は終っている。この妹は、「ポニョ」よりも可愛い子だった。
 
長岡を空襲した米軍兵士は語っていたが、戦争は命令による人の殺し合いであるが、そのような戦争を人はしてはならないのである。わが国の憲法第9条〔戦争の放棄〕は、わが国が世界に対して自慢できる最大の哲学文であり、日本国民および外国民に向けた平和宣言であるから、わが国の政治家はもっと国連その他の場で自信をもってこの第9条をアピールすべきである。


2.今月の裁判例コーナーでは、次の4件を紹介します。
(1)ブラジャー控訴事件:大阪高裁平成18年4月19日判決<棄却>
   
C1−39(地裁判決→C1−29
(2)ヌーブラ商標事件:東京地裁平成20年2月26日判決<一認>
   
F−15
(3)占い書籍複製事件:東京地裁平成20年6月11日判決<棄却>
   
D−61
(4)ピンク・レディー振付写真掲載事件:東京地裁平成20年7月4日判決
   
<棄却>→D−62


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