2007年3月1日


 
近 況 雑 感

1.最近、文系・理系を問わず、研究論文や裏付けデータなどの捏造や著作権侵害の問題が話題となっていますが、その中でわが国の知的財産研究所が被害者となっているケースもあり、わが国の一部の学者の貧困さに心痛む気がします。
 そのような最近の風潮の中で、知的財産権法を学生らに教えるのには、実務家ではなく純粋な学者でなければならないという大学教授もおられることは、現場作業をする実務家の1人として、おかしな発言をする学者もいるなぁと思います。ということは、このような考え方をする学者は、この法分野のことは真に理解することはできないだろうと思います。



2.今回は、以前からお知らせしています改正意匠法24条2項をめぐる問題点について批判した次の2つの論稿をここでまとめて紹介しておきます。
(1) 「改正意匠法24条2項への疑問−DVD著作権裁判の教訓−」
    パテント2006年10月号から→第1−1−9

(2) 「意匠法3条2項が規定すること−3条1項との関係について−」
   特許ニュース2007年2月15日号から→第1−1−10

 この2つは、いずれも一貫した論説を展開しているものですから、(2)の方から読んでいただく方が理解を深めることになると思います。
 これらを読まれた上で、ご意見がありますれば、賜わりたいと思います。
 なお、これに加えて、「意匠法3条2項」の規定をめぐる最近の審決例を紹介しておきます。→第1-1-11

3.今月の裁判例は、次の1件です。
(1)江戸風俗画事件:知財高裁平成18年11月29日判
   決→D−50 

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