2004年 8月 1日
 


 
近 況 雑 感



1.暑中お見舞い申し上げます。
  今年は久し振りに暑い夏を満喫していますが、新潟,福井や高知、徳島などでは洪水等に見舞われていますから、それらの方々には心よりお見舞い申し上げます。
  われわれ人間から見れば自然が与えた災害ということになりますが、自然から見ればこれは大自然の生命活動の一端にすぎないのです。
  大自然の生命活動の前には、人間の生命も財産も流失してしまうに至ったとしても、人智による予防ができた部分もあったと思います。住民の税金を使って仕事をしている行政管理者の怠慢や楽観という人災によって被害が拡大したという事実があったとすれば、非常時に対するアイディアの欠如に原因があったことになります。人智は無限であることは、特許の仕事をしてよくわかります。

2.今月の裁判例は、標章「ヴォーグ」をめぐる不正競争防止法事件を取り上げました。→ C2-7
  これは、原告が不競法2条1項1号又は2号の適用を選択的に主張した事案ですが、裁判所は旧法2条1項1号をめぐる最高裁判決を引用して原告勝訴の判決をしました。しかし、現行法下では新設された2号の適用の方が説得力があるのではないかと思われます。

3.先月もお知らせしました拙著「商品形態の保護と不正競争防止法」(経済産業調査会刊)は、総論と各論(裁判例)とに分けるとともに、意匠法や商標法との関係を論じたり、主な外国法についても事例を紹介して解説しています。ぜひともご購読くださるようお願いします。→ 内容等については、”Profile”をごらん下さい。

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