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2020年8月1日



 
近 況 雑 感

1.私はまた、75年前の米軍による故郷の長岡市空襲によって自宅などが焼失した8月1日や終(敗)戦日となった8月15日を想い出す時期が今年もやって来ました。

 そういう時期となった2020年7月19日(日)の朝日新聞の「さがみ野」版面に、現在の大和市の自宅に配達された新聞記事に「横須賀最大規模の空襲から75年」という見出しの記事を見たので読んだが、全部を読めなかった。攻撃は、日本海軍の拠点であった横須賀市に対する最大規模の空襲から7月18日で75年が経ったというのです。軍港には当時、戦艦「長門」が停泊していたのでした。「長門」は日米戦争の火蓋を切った真珠湾攻撃の連合艦隊の旗艦であったし、司令長官の山本五十六大将が乗船していたのです。

 前記記事によりますと、当時、横須賀海軍病院にいた村野宏子さん(94才)は、1945年春に横須賀市の野比海軍病院へ派遣されていたところ、そこでは両足を失った将兵の世話をしたのでした。そして、村野さんは思ったのです。「戦争ってなんだろう。両足をなくすまで働かなければいけないの?」8月15日、わが国が勝つはずの戦争は、あっけなく終わったのです。その理由は連合国から出されていた「ポツダム宣言」を、当時のわが国の首相が受諾することを表明したからです。

 また、2020年6月19日(金)の産経新聞10面「オピニオン」には明治神宮物語として「米軍計画にはなかった神宮空襲」の大見出し記事が掲載されていましたが、内田祥哉さん(当時20才)は、昭和20年4月14日朝、家を出るときに「明治神宮が燃えた」とのニュースを鉱石ラジオで聞いたというのです。

 今でも世界の各地ではいろいろな戦争が続いていますが、犠牲になるのは兵士だけではなく、一般市民が多いのです。そんなバカバカしい戦争なんて、なぜ中止にすることができないのでしょうか。国連憲章には、わが国憲法にあるとおりの「戦争放棄」の規定を記入すべきなのです。

 

2.以前にも何回か本欄で紹介しましたが、「全国空襲連」は現在、わが国の国会議員らに対して、我が国内においてかつて米軍による空襲を受けた被害者等に対して援護するための立法化への運動を続けています。戦争による被害者としては、旧軍人,軍属に対しては恩給その他の形で、わが国政府は、すでに60兆円を支給して来たけれども、民間人にはゼロなのです。その理由として政府は、「雇用関係がない」ことを理由としていますが、そんなバカなことは理由になりません。国家総動員法で戦争に駆り立て、防空法で避難を禁じ、住民のバケツリレーで焼夷弾に立ち向かわせて火災救済を図ろうとしたのです。また、小学生(当時は国民学校生)は、集団で東京から地方へ強制疎開させられたのです。

 いずれにしても、われわれ国民は子供も含めて戦争によって日本国土の内地においても生命の犠牲を強いられ、「欲しがりません 勝つまでは」というスローガンの下で戦争に反対することもできなかったのです。そういう当時の国民に対する救済法の成立と金銭的な支援を具体的に実現したいのが空襲連の運動であり、立法化の促進運動。(朝日新聞2020年7月27日号夕刊7面)

 

3.前衛ファッションの草分けといわれていた山本寛斎さんが急性骨髄性白血病のため、東京都内の病院で死去されました(76才)。日本の伝統文化をふまえた色鮮やかなエネルギッシュな作風で知られたデザイナーでありましたし、日本大学英文科を中退して、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんに師事した人物ですが、恩師のコシノジュンコさんは「元気印を失い残念です。」とコメントをされています。(朝日新聞2020年7月28日24面)

 寛斎さんは、後に「日本の御三家」といわれる三宅一生や山本耀司,川久保玲がモノクロや平面性などの和を「静」で表現したのに対し、寛斎さんは大胆な柄と強烈な色彩の「動」のイメージで表現したのでした。残念です。

 次に、有名歌手の弘田三枝子さんが心不全で7月21日に死去されました(72才)。小学生の頃から米軍キャンプで歌い、1961年に14才でデビューしたといわれています。「人形の家」,「ヴァケーション」,「砂に消えた涙」などのジャズ風の名曲があります。

 

.わが国がかつて統治していた台湾の市民で、京都帝国大学に留学していた李登輝さんが、7月29日に台北市内の病院で亡くなられました。李登輝さんは「自分は中国人ではなく台湾人である。」という強い意識の持ち主であり、台湾(国)の民主化を推進した人物として国の内外で知られているところ、「(有権者が)1票で国家のリーダーを選出する総統選挙は、台湾の民主政治の重要な一里塚だ」といわれていたのです。

 現在の蔡英文総統はかつて大学教授だったのを李さんが政界に重用したのですが、蔡さんは現在、李さんの期待にこたえ台湾政治のリーダーとして活動されているのです。

 今日の台湾の民主主義正義は、同じ中国土にある香港に対しても影響を与えているのです。これに対し、中国本土の習近平政権はどう対応するかが注目されているところです。

 李登輝さん世代の台湾人は子供の頃から学んだ日本語を流暢に喋っておられたが、同じ世代の台湾人に親日家が多いのは、私も公私ともに経験しています。

                 (朝日新聞2020年7月31日9面)

 

 

5.今月の「裁判例研究コーナー」では、次の2件について紹介いたします。

 

(1)登録商標「moto」商標権侵害行為差止等請求控除事件:知財高裁令和

   2年6月4日(3部)判決<控訴棄却>➡F−77

(2)出願商標「I❤JAPAN」拒絶審決取消請求事件:知財高裁令和2年6月

   17日(2部)判決<請求棄却>➡G−283

 

 

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